ジャパニーズ・ビューティ
…このタイトルの流れで来ると思ったでしょ?はい、その通り。
でも今日のコンパクトは「これ、前にご紹介したっけ?」ではなくて、「これ、まだご紹介してないわ」とちゃんと覚えてました!って、自慢になりません。
日本のものでは特に大好きな、NACON ナコンのコンパクトです。実は、骨董市仲間(という仲間が私にはおります・笑)のひとりが、私にプレゼントしてくださったものです。
金彩の孔雀の柄は、これたぶん、ハンドペイントです。
細ーい毛筆で羽の流れ1本1本が描き込まれています。羽の中にある小さい丸いきらきらは、おそらくマザーオブパールを小さく丸く切って着色したもの。内側の3重は赤い着色、外側の2重は青緑っぽい着色になっています。恐ろしく手が込んでいますね。
孔雀の体と羽のバランスがなんとなく歪んでいるのがハンドペイント的味わい。
おそらく70年代のものでしょう。固形ファンデーションのレフィルを抑える金輪の枠が残っていますが、その他にシフターも付いていて固形・お粉両用だったはずです。同じタイプのコンパクトを他にも持っているので…
現在、我が家にあるナコンのコンパクトは4個。…確か4個だったはず(笑)。
前に、KIGU OF LONDONの記事の中で「一時期NACONが輸入代理店をしていた」と書きましたが、ナコン自身もオリジナルのおしゃれ雑貨を製造販売していました。
コンパクトに付属の「保証書」には、
「弊社製品ラインアップには、コンパクト、香水スプレー、マジックハンガー、リップミラー、シガレットケース、バッグその他舶来小物を多数取り揃えてございます。」
とあります。「シャレックス」というシリーズ名がついていて、
「シャレックスとはおしゃれ用品の新しいよび名です。」
と書いてあるんですが、たぶん、定着させようとして定着しなかった「新しいよび名」ですね。なんというか、そういう「独自路線」を打ち立てようという意欲が、凄くあったメーカーなんだろうな、と思います。
株式会社ナコンの、当時の住所は「台東区柳橋2-20-13」。
はい、ここです。…また来たよストリートビュー(画像が表示されない場合は、「大きな地図で見る」をクリックして別画面でご覧くださいね)。
残念ながら、もう違う会社名ですね。
「株式会社ナコン」で調べたところ、山形県に同名のプラスチック加工業の会社が存在するようですが…
孔雀のコンパクトは、蝶番の鏡側に、メーカー名が「TOKYO NACON JAPAN」と刻印されています。
この刻印にも2種類あって、単に「NACON」のものと、「TOKYO NACON JAPAN」と書かれているのとあるのですが、なんとなく、「NACON」だけのものの方が古い、ような気がします。「TOKYO JAPAN」と表記するのは輸出を意識したものだと思うので、なんとなくKIGUの輸入代理店展開の影響なんじゃないかな、と。
あ、でもこれはあくまでそんな「気がする」だけです。
以前、やはりあくまで私自身の「私見」として「~だと思います」と書いたところ、その記事を引用?する形で他のサイトさんに「~です」と断定して書かれてしまったことがあるので、驚くと同時に「ヤバい、迂闊なことは書けない」とうろたえました。こうして曖昧な情報が広がってしまうのかな、と思って。
「そんな気がする」で書いている部分もありますので~。「~と、思う」というのはあくまで私見ですからねー。いや、それもどうなんだ、自分よ(笑)。
最近体調が悪かったせいでしばらく骨董市に行ってないので、来月の骨董ジャンボリーは絶対行きたいなーと思っています。骨董市で久しぶりに日本のコンパクトたくさん見て回りたいです。
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